【教員ブッラクすぎ】 元高校教員が語る学校現場の実態

学級経営
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はじめに

教員の過重労働が問題視される中、教員になるか迷っている学生さんも多いことと思います。

今回は、前職の経験から実際にあったことをもとに教員がブラックだと言われる実態を簡単にですが、3つほど紹介していこうかと思います。

前職は高校教員だったので高校のことをメインにお話しします。

教員を目指す学生さん必見です!

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ブログ管理人
元高校教員
教員採用試験 3県現役合格

未経験の部活動の顧問に!?

未経験の部活動の顧問に!?

4月1日に勤務高に行きました。教員として初めての勤務校、いわゆる初任高です。

この日は、学年・部活動・校務分掌等々、担当する部門ごとに1日中会議が行われます。

担当部活を見てビックリしました!

超超超マイナースポーツ!しかも県内唯一!

競技経験なんてもちろんありません。そもそもそんなスポーツがあったことも知らないレベル。

どう考えても無理がある!

後から聞いた話。私が担当した部活は、練習試合等の場合も県外に行く必要がある非常に大変な部活

誰も持ちたがらなかったために、初任で文句を言わなそうな私が抜擢されたと、、、

前顧問は何とそのスポーツの専門であったらしく、私が部活に顔を見せたときは、活気のある大所帯の部活であった。

やる気のある生徒のためと思って必死に頑張りました。

前顧問からの引き継ぎも、口頭でというあってないようなもの。しかも県内唯一ということもあり、県の委員長まで初任で任される始末。誰も手伝ってくれない。

とにかくめちゃくちゃ大変でした!

部活の顧問配置は最初ははっきり言って運です。1年目は仕方ないと割り切って、次年度の改善を訴えましょう!実際に私はそうしました。

矢面に立たされる担任

矢面に立たされる担任

担任って本当に面倒なんです。

例えば、担任する生徒が粗相したとします。何でもいいです。

授業中にスマホを使った、授業をサボった、窓を割った、頭髪で指導された等々

全部担任に苦情が来ます。

「担任の指導がなっていないから」「海仁が担任やっているから」

散々言われました。

「授業態度が悪いのはお前の授業の問題だろ!」

と何度思ったことか。ムカついて実際に言ったこともあります。

とある先輩教員からは

「もう学校なんか来なくていいよって保護者に言ってもいいと思うよ」

と無責任なことを言われたこともあります。

「いや、言ったところでクレーム入ったら私の責任だろうが!」

文句や口を挟んでくるけど責任はとってくれない。本当にやっかいです。

また、私のクラスで学年末等に評定「1」のついた生徒がいました。

保護者に電話するのも担任、学校に呼んで面談するのも担任、保護者から文句等を受けるのも担任

「何で成績つけた本人が同席しないんだ!」

管理職に言ってみましたが、校内規定でそう決まっているかららしいです。

私自身、教科指導をやりたくて高校の教員になりました。担任やっていると別のことに時間をとられることが多いんです。

担任業務なんて損な役回り二度とやりたくない!副担で十分!

これから教員になろうとしている人は気をつけてください。

最近は「チーム学校」なんて言葉がありますが、クラスの責任は担任、部活動の責任は顧問です。

全員で責任を分担するなんてことはありません。だから、担任・顧問を任された人は気をつけてください。

他の教員に何を言われても、危険だと思ったことはやらない方がいいです。

初任だと経験が浅くて適切な判断が出来ないかもしれませんが、それでも平気で責任を押しつけてきます。

他の教員に何を言われようと、危険だと思ったことはやらない方が無難です。

自腹の出費が多い

自腹の出費が多い

これはもうご存じの方も多いと思います。本当に多いです。

私が実際に経験した自腹を下に示してみます。

  • 校外学習
  • 修学旅行
  • 部活動(主に大会)

主にこの3つですね。1つ1つ説明していきます。

校外学習

私の務めた学校には校外学習という学校行事があり、1日生徒をバスに乗せて、遠出するというものです。

このバス代、なぜか教員も払うんです!

「なんで?行きたくもないし、生徒の引率で疲れるだけの遠出になぜ金を払わねばならんのだ!」

確か4,000円ちょっと取られたと思います。

修学旅行

これも有名な話しですよね。

基本は県からの予算の範囲内で行かなければならないのですが、収まるわけないんですよね!

はい!私は、帰ってきてから12,000円ほど回収されました!

疲れて金取られるという最悪の行事です。

部活動(主に大会)

部活に関しては、主に大会で宿泊が伴う場合の話です。

上記にあるとおり、私は県内唯一というマイナースポーツの顧問をやっていました。

そのため、大会は基本宿泊を伴います。

教員の宿泊費は学校から補助が出るようになっているのですが、限度があるんです。

また、宿は大会の運営が決めた旅行会社が割り当てることになっています。

つまり、個人で安い宿に泊まることは出来ないということです。

その旅行会社が決めた宿の料金が学校の補助限度額を上回ったら、、、

お察しの通り、足が出た分は教員の自腹です。

これでも2,000円ほど払っています。

まとめ

以上、私の経験した教員のブラックな実態を3つほど紹介させていただきました。

細かく言えば保護者のクレーム等もっとありますが、書き切れないので、それはまた別の記事で!

私は初任高で退職してしまったので、他の学校の事情は分かりません。

そのため、

「こういう学校もあるんだな」

くらいの認識でもいいのかもしれません。ただ、どういう学校に配属になるかは、よっぽどのコネが無い限りは運です。

私も初任高が進学校であれば違ったのかもしれませんが、こればっかりは仕方がありません。

今回は以上です。

ネガティブなことを書き連ねてしまったので、今度は「教員をやっててよかったこと」についても書いてみます!

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