教員採用試験 小論文対策
今回は探究的な学びについてです。
小論文の書き方をお伝えしていこうと思います。
小論文の基本的な書き方については、以下の記事を参考にしてください!
600字で答案を作ってますのでご承知おきください。
また、私は理科の教員なので、実践は理科教育について書いています。
今回は以下のステップで解説していきます!
【課題】探究的な学びについて
今回のお題はこちらです。
難しいですね。
盛り込むことが多い!
まずは自分で考えてから解説を読むようにしてください!
小論文対策 探究的な学びとは
文科省が出している「今、求められる力を高める総合的な学習の時間の展開(中学校編)」では次のように述べられています。
探究的な学習とは、図のような問題解決的な活動が発展的に繰り返されていく一連の学習活動である。
①【課題の設定】 体験活動などを通して、課題を設定し課題意識をもつ
②【情報の収集】 必要な情報を取り出したり収集したりする
③【整理・分析】 収集した情報を、整理したり分析したりして思考する
④【まとめ・表現】気付きや発見、自分の考えなどをまとめ、判断し、表現するこうした探究の過程は、およその流れのイメージであり、いつも順序よく繰り返されるわけではなく、学習活動のねらいや特性などにより順序が前後する場合がある。
今、求められる力を高める総合的な学習の時間の展開(中学校編)
つまり、生徒が自分たちで課題を設定して、解決に向けて情報を収集・整理・分析したり、他者と協働しながら進めていく学習活動ということですね。
「教育時事」「中央教育審議会答申」「学習指導要領」「各自治体の教育の指針」などもチェックしておきましょう。
そうは言っても膨大な数の答申や教育時事をすべてチェックするのって時間的にも難しくないですか?
出題の可能性が高い「課題」について効率よくチェックできたら、他の勉強にも時間を使うことができて効率的ですよね!
最近の流行とそれに関わる答申などがまとめてチェックできる参考書があったら良いと思いませんか?
参考書もたくさんありますが、私自身も愛用していた参考書はこちらをチェック!
小論文対策 合格答案作成のポイント
初めに、何を書くべきなのかを整理しましょう!
今回のお題は次のものでした。
今回のお題に対して、書くべきポイントは次の4つですね!
①自身の担当教科を述べること。
②「探究的な学び」を授業にどのように取り入れるのか。
③どのような力を生徒に身につけさせたいと考えるのか。
④「探究的な学び」の定義を示す。
④「探究的な学び」の定義については、回答者自身の定義を示す必要があります。
しかし、好き勝手に示してはいけませんよね。
上記に示した内容で答える必要があります。
小論文対策 合格答案例
今回の課題については次のように書くことができれば合格点であると思います!
中盤で実践を長く述べているところがポイントです。
今回はこれくらい具体的に実践を述べると良いと思います!
もちろん、この答案も改善すべきところはたくさんあると思いますので、参考程度に見てください!
実験方法から生徒に立案させていることもポイントです。
この課題は実際に昨年度の採用試験で出題されたものです。
その自治体では探究的な学びをかなり重視していることが、教育の指針をみると分かります。
このように受験自治体の教育指針も必ず参考にしてください!
また、今回は600字ですが、800字の場合は以下のようにするといいと思います。
パターン1:中盤の実践をより詳しく書く。
パターン2:中盤の実践を1つから2つに増やす。
2パターン考えましたが、結局は実践を詳しくすることになります。
字数が400字でも1200字でも基本的な内容は変わりません。
詳しく書くのか簡易的に書くのかの違いです。
各自治体の字数に合わせて練習しましょう!
教員採用試験小論文対策 まとめ
今回の課題は探究的な学びについてでした。
特に探究的な学びの定義を間違えると小論文全体が台無しになります。
気を付けましょう。
参考書もたくさんありますが、私自身も愛用していた参考書はこちらをチェック!
今回は以上です。
よかったら、以下の記事でも練習してみてください!
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