失敗しない学級経営
進路が目の前に迫った高3の担任って難しいですよね
特に就職も多い高校では6月くらいに三者面談を行うことも多いです。
保護者に確認しておくべきことは何か。
三者面談でミスると後々問題になる場合があるので、
慎重に進めていく必要があります。
スムーズに三者面談を進めていきたい!
今回は高3担任の三者面談で保護者との信頼関係を勝ち取る方法について紹介していきます。
元高校教員の私が解説していくので、是非最後まで読んでいってください!
高校3年生の三者面談 進路希望の確認
何から始めればいいの?
先ずはクラスの生徒の希望を確認しましょう。
学校によっては三者面談の前に生徒との二者面談を行います。
その時にでも
- 進学(大学・短大・専門学校)
- 就職(県内・県外、職種)
を確認しましょう。
生徒によっては詳しく決まっていない場合もあります。
そういうときは、進学か就職かだけでも考えさせるといいです。
予め生徒の進路希望を確認する。
進学の場合
進学を希望する生徒には以下のことを確認しましょう。
- 具体的な学校名
- 資料請求はできているか
- 入試方法・入試内容
- 入学金・授業料等の把握
- 奨学金は借りるのか
- お金の話を保護者としているか
これらは二者面談の前に考えさせることが理想です。
特に「お金」のことを保護者と相談しているかは必ず聞きましょう。
していない場合は必ずさせてください。
お金のことは特に大切だね!
保護者の中には、入学金等を奨学金で払おうと考えている人がいます。
ココの勘違いは後々のトラブルの元になるので、
今のうちに生徒に伝えておきます。
進学費用については支払時期も含めてチェック
就職の場合
就職を希望する生徒には以下のことを確認しましょう。
- 就職先が県内か県外か
- 県内の場合は実家から通うのか
- 車の免許は高校生の内に取れるのか
私の経験ですが、就職を考えている生徒の中には
親から離れたいと思っている生徒が少なくありません。
そこで問題になるのが、自動車学校に通えるのかということです。
求人票には、就職までに免許を取ることが望ましいと書かれていることが多いです。
これは誕生日の関係もあるので強制ではありませんが、
できる限り在学中に免許を取れた方がいいです。
保護者があまり協力的では無い場合は、
アルバイト等で自動車学校のお金を用意する必要があります。
そのため、3年生の早い段階で確認しておきましょう。
三者面談までの宿題
就職・進学関係なく生徒には宿題を出します。
それは
進路について具体的に保護者と話し合うこと
です。
目の前で生徒と親にケンカされることを防ぐためです。
家庭内には教員は介入できません。
大事な進路のことなので親と子どもで考えの不一致は当然あるでしょう。
しかし、それは家でやるべきことです。
三者面談はあくまで、各家庭と担任で子どもの進路について確認を行う場です。
その話し合いも具体的に行うことを求めます。
進学であれば
- 具体的な学校名
- 資料請求はできているか
- 入試方法・入試内容
- 入学金・授業料等の把握
- 奨学金は借りるのか
- お金の話を保護者としているか
就職であれば
- 就職先が県内か県外か
- 県内の場合は実家から通うのか
- 車の免許は高校生の内に取れるのか
これを保護者と相談してきてほしいと伝えましょう。
三者面談までに保護者と生徒との共通理解を促す
高校3年生の三者面談
いよいよ保護者を交えた三者面談です。
時間も限られているので、予め確認事項は決めておきましょう。
進学の場合
生徒が進学を希望している場合は
次のことを確認しましょう。
- 進学先の確認
- 入試方法・入試内容の確認
- 今後の日程の確認
- 奨学金を借りるのかの確認
- 入学金・授業料等の確認
生徒との間で適切に話し合いがされていれば、
10分程度で終わります。
特に「入学金・授業料等」は必ず確認しておきましょう。
入学金が奨学金で払えないって何で教えてくれなかったんですか!
なんて言ってくる保護者が本当にいるんです。
我々の常識は保護者にとっては常識ではないので、
ちゃんと確認しましょう。
就職の場合
生徒が就職を希望している場合は
次のことを確認しましょう。
- 就職先の確認
- 今後の日程の確認
- 免許取得の日程の確認
特に免許については、
就職までに必須と求人票に書かれている場合もあります。
こういったことも保護者に確認しましょう。
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まとめに入る前に
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高校3年生の三者面談を行う際のポイント まとめ
高校3年生での進路選択は
一生を左右する大事なターニングポイントです。
保護者も時には必死になることもあります。
そのため後々トラブルにならないように、先を見通した助言や確認をしておけるように準備しましょう。
高3の担任が初めてという人は先輩にアドバイスを求めてみてください。
私も初めての時は、確認事項・実際のトラブル・大変なことなど、たくさん聞きました。
教員側が親身になって相談に乗ることで保護者からの信頼も勝ち取れると思います。
最後までブログを読んでいただいてありがとうございました。
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