失敗しない学級経営
不登校になりやすいタイミングの1つとして夏休み明けの時期があります。
これは生徒に限った話ではなく、教員も長期休業明けの学校は億劫に感じることが多いのではないでしょうか?
このブログを読んで分かること
- 夏休み明けに不登校が増える原因
- 夏休み明けにする指導の工夫
夏休み明けに不登校が増える原因
4月からの疲れが十分に回復していない
4月からの疲れがとれていない可能性があります。
4月からの新学期。
生徒によって差があるものの、ほぼ全員が緊張状態で学校生活を送っています。
生徒によっては無理をして学校に通っている人もいるでしょう。
頑張ってきた分だけ、夏休みに気が抜けてしまい、そのまま不登校になってしまう。
私の経験上、不登校になってしまった生徒には、そんな理由の人が多いです。
また、家で一人で過ごす時間が長くなるために、考え込んでしまう生徒も多くいます。
考える中で、学校で抱えるストレスを自覚してしまい、夏休み明けに学校に足が向かなくなるパターンも多いです。
生活リズムをもとに戻せない
生活リズムを元に戻せないと不登校に繋がります。
皆さんも経験があると思います。
学校や会社がない期間は、夜更かしをしてしまいがちですよね?
ひどい人だと昼夜逆転してしまう人もいます。
1度崩れた生活リズムを整えるには、結構な時間とエネルギーが必要なんですね。
生活リズムを直すことができずに不登校になってしまうパターンもあります。
- 新学期からのストレスの蓄積
- 生活リズムの崩れ
夏休み明けに不登校を出さないための指導の工夫5選!
生徒の状況を確認する
各家庭での生徒の状況を確認しましょう!
これは夏休みの最後の方にやることです。
最近では「Google classroom」を使って生徒に連絡をする先生も増えてきていますね。
この「Google classroom」を使って、生徒にメッセージを送ります。
私はこんなメッセージを送ってました。
みなさん、こんにちは。担任の○○です。
夏休みも終盤ですね。
楽しい思い出はできましたか?
ゆっくりすることはできましたか?
そろそろ学校への準備もしていきましょうね!
生活リズムは崩れていませんか?
課題はちゃんとできていますか?
始業式の日程は確認できていますか?
ところで、もしかしたら学校に気持ちが向いていない人もいるかもしれませんね。
始業式の日、クラス全員で迎えたいと思っていますが、どうしても苦しい時は無理しないでくださいね。
そして、何かある場合や話したいことがある場合は、遠慮なく私に相談してくださいね。
学校へきてもいいですし、電話でも構いません。
それでは、残りの夏休みを有意義に過ごしてください。
勤務校によって文章は少し変化するとは思いますが、こんな感じです。
また、先生によっては、一人一人の生徒の家に電話をかける人もいました。
保護者から直接、生徒の状況を聞くことができますね!
私にはちょっとハードルが高かったですが、、、
夏休み中に生徒の状況を確認する
4月当初の指導をもう一度
夏休み明けも大切!
別の記事で「黄金の3日間」についてご紹介しています。
連休明けのこの時期にもう一度生徒の気持ちをピリッとさせましょう。
やることは4月当初と同じです。
同じ話をSHRの時間を使って生徒に話しましょう。
学年集会で学年全体に話してもいいかもしれません。
普段の指導を少し厳しく
いつもの指導を厳しくしっかりとやりましょう。
夏休み前と同じだね!
なぜなら、ここで緩めてしまうとクラス全体が崩れる可能性があるからです。
夏休み明けの1週間も少し厳しめに指導するようにしましょう。
夏休み明けは我々もそうですが、頭が中々切り替わっていません。
ここで指導を緩めてしまうと崩れやすくなります。
大変かもしれませんが教員は早々に頭を切り替えて、生徒を指導できるように準備しておきましょう。
夏休みが明けてから2週目に入ると、生徒も学校に慣れて落ち着いてきます。
1週間の辛抱だと思って頑張りましょう。
生徒観察を入念に
生徒の様子は入念に観察しましょう!
いくら教員が真面目に指導を行い、熱い思いを伝えたとしても、精神的に不安定になってしまう生徒はいます。
これは仕方の無いことです。
難しいですが、そういった生徒には根性論でぶつかると必ず失敗します。
悩みを聞くだけでも違うので、ちょっとおかしいなと思う生徒には一言二言でいいので積極的に話しかけましょう。
先生は私を見てくれている。
そう感じさせてあげるだけで、生徒の精神的な不安はいくらかは解消されます。
夏休み明けは4月と同様の指導を徹底する
宿題の提出にこだわらない
宿題の提出はとりあえず許してあげましょう。
夏休み明けと言えば、宿題や課題の提出がありますね?
ギリギリで終わらせて提出する生徒も多いのではないでしょうか?
ただ、生徒の中には、宿題が終わっていないことを気にして学校への気持ちが向かないこともあります。
もちろん、しっかりやってきた生徒はたくさん褒めましょう!
宿題をやってこなかった生徒を必要以上に怒らないでください。
次の日に提出してくる可能性もあるので、待っててあげてください。
宿題の提出について必要以上にこだわらない
学級経営について体系的に学びたい場合は以下のテキストが参考になります。
「転職エージェントナビ」で転職を
まとめに入る前に
この記事を読んでくださっている人は、本当に勉強熱心な教員であると思います。
毎日毎日、生徒を第一に考え、生徒のために何ができるのか考えて行動しているのではないでしょうか?
時には、自分や家族を犠牲にしながら、働いてはいませんか?
生徒のために、自分の人生を捧げる覚悟を持って働いているのであれば何も言いません。
しかし、そうでないのであれば、これだけ世間から厳しい目を向けられながら、今の働き方を続けていくことはできるのでしょうか?
給料は今よりも下がってしまうかもしれません。
しかし、下がった分は副業などで取り戻せます!
余った時間を自分や家族のために使ってはみませんか?
学校の生徒も大切かもしれませんが、あなた自身や家族はそれ以上に大切な存在のはずです。
もし、今の生活に苦しんでいるのであれば、転職をすることも1つの手です。
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転職はやはり人生における大きな決断の1つだと思います。
まずは、転職のプロに相談するところから始めてみてはいかがでしょうか?
夏休み明けに不登校を出さないための指導の工夫5選 まとめ
今回は「夏休み明け指導」について紹介しました。
不登校について触れましたが、夏休み明けは自殺率が高いことでも有名です。
それを防ぐためにも、何かしらの手段で生徒に教員のメッセージを伝えることが重要です。
また、それだけでなく、気持ちがフワフワしている生徒の指導も行う必要があります。
大変ですが、1週間頑張ることができれば、後は楽になってきます。
頑張りましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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