教員採用試験 面接対策
今回は、教員採用試験 面接編です!
面接が大切っていうけど具体的に何したらいいの?
こんな風に思っている人いませんか?
具体的に何を勉強すればいいのか難しいですよね。
そんな人のために私が実際の経験を基に面接の対策法を紹介します。
早い時期から対策を進めているとすごく有利ですよ!
もうすぐ本番なのに全然対策ができてないよ~
そんな人でも大丈夫!
教員採用試験に3つの県で現役合格している私が詳しく解説します!
この記事を参考に最短で面接を攻略してください!
このブログを読んで分かること
- 面接対策法
- 面接で受かる人の特徴
- 面接試験の攻略法
このブログを書いている人
良かったら以下の記事も読んでみてください!
教員採用試験 面接対策法5ステップ
- 受験先を決める
- 過去問を調べる
- 質問例に対する回答を考える
- 繰り返し練習する
受験先を決める
受験先選びは重要です。
以下の要素が大きいですね。
- 地元
- 通っている大学の地域
- 将来を見据えた地域
あなたがこの先何十年と勤務するかもしれない自治体を選ぶのです。
しっかりと将来を見据えて選んでください。
また、自治体によって難易度は違うので、そこで判断してもいいです。
過去問を調査する
筆記試験と同様に最初は過去問調査です!
- 質問の内容
- ロールプレイの有無
- 個人面接か集団面接か
知っていれば簡単に答えられることや対策ができて慌てずに済むことは多いです。
質問に対する回答を考える
突然ですが、面接の場で以下のような質問をされたら何と答えますか?
服装・頭髪が気になる生徒に対してどのような指導を行いますか?
すぐに指導法が何個か思い浮かんだ人:素晴らしいです。その考えをしっかり言語化できるように練習していきましょう!
指導法が思い浮かばなかった人:こういった生徒指導・進路指導等の対応を日々考えるようにしてください。
基本的に上の質問に対する「正解」はありません。
大まかな正解はあるかもしれませんが、完璧な対応を答えることは難しいと思ってください。
質問に対する私なりの答えを示します。
予め伝えておきますが、誰かの丸パクリは絶対にしてはいけません。
面接官には見抜かれます。
加えて、追加質問にも対応できません。
ちゃんと自分で考えて受け答えをするようにしてください。
服装・頭髪の気になる生徒に対してどのような指導を行いますか?
はい、まずは個別に話を聞きます。生徒は様々な理由を話すかもしれませんが、全て否定せずに受け止めます。その上で、学校ではそのような服装・頭髪は禁止されていること、ルールを守ることの大切さについて話します。また、その日のうちに保護者にも連絡します。生徒に対して行った指導、服装・頭髪が乱れていることについての情報収集を行います。服装・頭髪の乱れは初期対応が大切だと考えているので、1週間は生徒への指導や保護者への連絡を徹底します。以上です。
もう一ついきましょう!
指導と評価の一体化を実現するためにあなたは授業でどのような取り組みを行いますか?
「指導と評価の一体化」についてはご存じでしょうか?
分からない場合はコチラを参考にしてください!
このように基本的な知識をもとに、あなたの考えを求められる場合もあります。
はい、私は授業の最後に「振り返り」を実施したいと思います。「振り返り」では、生徒の理解度を把握し、私自身の授業改善はもちろん、次回以降の授業の進め方も考えていきます。そのために私はICTを利用して多くの生徒の学びの状況や経過の把握に努めていきます。以上です。
「指導と評価の一体化」について知らなかったらと思うとゾッとしませんか?
「教育時事」「中央教育審議会答申」「学習指導要領」「各自治体の教育の指針」などをチェックしておきましょう。
そうは言っても膨大な数の答申や教育時事をすべてチェックするのって時間的にも難しくないですか?
出題の可能性が高い「課題」について効率よくチェックできたら、他の勉強にも時間を使うことができて効率的ですよね!
最近の流行とそれに関わる答申などがまとめてチェックできる参考書があったら良いと思いませんか?
参考書もたくさんありますが、私自身も愛用していた参考書はこちらをチェック!
皆さんの中に、面接に対して次のような印象を持っている方はいませんか?
- とりあえず聞かれたことに答えられれば大丈夫!
- コミュニケーション能力があればいける!
- 個性を出せるように自然体で受けよう!
- 直前に予想質問等を見ていれば大丈夫!
上記のような考えが頭の中にある人は、すぐに考えを改めてください!
特に「私はコミュ力あるから大丈夫ですよ!」なんて考えている人は要注意です!
こんなことを言う人は大抵は
「誰とでもすぐに仲良くなれます!」
「人見知りなんてしたことありません!」
みたいなことを自信満々に主張します。
面接時の自己アピールとしては立派なものです。
だからといって面接がうまくいくとは限りません。
別物だと考えてください。
繰り返し練習する
ステップ3まで準備できたら後はひたすら反復練習です。
大学の就職支援課、ゼミの友だちなど誰でもいいです。
人を目の前にした面接練習を行いましょう!
自分で考えるのと、考えたことを人に伝えるのは別物です。
本番での緊張を少しでも和らげるために本番を想定した練習は必須です!
対ヒトで練習すると実力が大幅にアップ!
教員採用試験 面接で受かる人の特徴
面接で大切なことは?
と聞かれたら何と答えますか?
えー、何だろう?
大切なのは「自信」と「説得力」です。
自信のない指導に生徒は納得しません。自信のない指導に説得力はありません。
じゃあ、どうすれば自信がつくのか、
それには普段から具体的な場面を想定して考えることです。
本やネットを見ると、教員採用試験の面接に関するものがたくさんありますよね。
そいうのを見て勉強してください。
ただ見るのではなく「自分が考えたこと・思ったこと」「自分ならこんな指導する」等のことをメモしておくと後々困らないと思います。
もう一度言います。大切なのは「自信」と「説得力」です。
確かに自信ある人がしゃべると説得力あるような気がするよね!
面接官は完璧な回答なんか求めていません。
もしも、完璧な指導法があるのであれば、現場はあんなに困っていません。
面接官が評価しているのは、あなたが教員という立場を想像して日々勉強ができているかどうかです。
普段からの蓄積があれば、面接の場面でも「自信」をもって受け答えできます。
「説得力」のある指導法を熱弁出来ます。
- 教師としての熱意
- 説得力のある実践的指導力
面接試験をパス出来る人というのは、日頃から上記のことを考え自分なりの指導法を確立している人と言えます。
もちろん、完璧な指導などありませんから、現場に出てからも学ぶという謙虚な姿勢は忘れてはいけなせん。
今のご時世では御法度とされているものもあります。
例えば、愛のムチを言い訳にした体罰等、いくらそういった指導が必要と考えていても、面接の場面で言うのは適切ではありません。
危険人物とみなされて真っ先に不採用候補です。
そういった地雷を踏まないようにだけ気を付けましょう。
体罰を容認するような発言
面接対策 個人面接と集団面接の違い
受験する自治体によっては、個人面接と集団面接を課しているところがあると思います。
個人面接と集団面接って何が違うの?
結論から言えば、大きな違いはありません。
ただ、細かい違いややっておいた方がいい心構えはあるのでご紹介します。
集団面接
集団面接は受験する自治体にもよりますが、普通は5人程度で実施します。
面接時はそれぞれをA、B、C、D、Eと呼ばれます。
聞かれる内容は個人面接時とほぼ同じなので、集団面接用に対策する必要はありません。
個人面接と違うのは次の点です。
回答のタイミングを面接官から指示される
面接官から答える順番を指定される場合
例えば、こんな感じです。
「あなたが教師を目指した理由をAさんから順番に教えてください」
「教師として必要な資質・能力は何だと思いますか。今度はEさんから答えてください」
質問内容が分かるものであればいいですが、
少し考えるような質問だと端のAとEに割り当てられた人はきついです。
こればっかりは運なので、どんな質問がきても答えられるように練習を重ねる必要があります。
考えがまとまってなかったら大変だよね。
また、答えられる内容であった場合も先に言われてしまう可能性があります。
この時も「先ほどAさんがおっしゃったように、私も、、、、、」
みたいな答え方で十分です。
同じことを言ったからと言ってマイナスにはなりません。
ただ、丸々同じだと印象はあまりよくないと思うので、違う視点からの考えなどを加えるといいです。
考えのまとまった人から答えていく場合
例えば、こんな感じです。
「あなたが考える教師として必要な資質・能力は何ですか。考えのまとまった方から挙手して答えてください」
この場合は「早い者勝ち」ではもちろんありません。
早く挙手しても、考えがまとまっていなければ元も子もありません。
周囲が次々と手を挙げていても、焦らずに自分の考えをまとめましょう。
ただ、考えがまとまっているのであれば早々に手を挙げてしまいましょう。
同じような意見を先に言われてしまうと話しにくくなるだけです。
あと、細かいことかもしれませんが、他の人が話をしているときは、顔をその人に向けて頷きを入れるとグッドです!
自分の考えをまとめることに夢中になって、他の意見を聞けていないと印象は悪いです。
回答が出来ているなら早めに手を挙げよう!
個人面接
個人面接は集団面接と違って基本的に
面接官3人 受験生1人
です。
少し圧迫感を感じるかもしれませんが、そこは耐えましょう。
面接官が3人いる場合は、基本的に全員が質問してきます。
1人3問くらいです。
気をつけることは、全員に目を配ることです。
質問をしてきた面接官だけを見て受け答えをしがちですが、
残りの2人にもしっかりと目線を送るようにしましょう。
集団討論
コロナによって、最近は集団討論をやらない自治体が増えているとの噂も聞きますが、
私が受験していた頃は普通に行っていたので、集団討論についても書きます。
今後、復活していくかもしれませんし
集団討論は、1つのお題に対して、受験生同士で意見を伝え合います。
自治体によっては、最後に結論を述べさせるところもあります。
これにおいては、タブーとされていることがあります。
次の2点です。
- 他の意見を否定する
- 自分だけがしゃべりすぎる
「他の意見を否定する」は論外です。
相手を論破する場ではありません。
様々な意見がある中で妥協点を見つけて、1個の結論を出すことを意識しなければなりません。
しかし、反対意見を押し殺せという意味でありません。
「Aさんとは逆の意見になってしまいますが、私の意見は○○です。理由は、、、」
という進め方であれば大丈夫なので、過度に恐れないでください。
「自分だけがしゃべりすぎる」はやってしまいがちなミスです。
集まった受験生が皆、ペラペラしゃべることのできる人たちばかりではありません。
周囲をよく見て、しゃべっていない人に意見を求めるもとも教師として大切な力です。
試験管は討論の様子を見たいだけなので、意味のある結論なんて出なくても大丈夫です。
焦らずに和やかな雰囲気で行った方が、グループ全体の評価にも繋がります。
相手の意見も尊重しながら自分の意見をしっかりと述べる!
教員採用試験 面接対策
それぞれに合った対策法を考えましょう!
以下の参考書は面接官の視点で面接のポイントを解説してくれます!
大学生・大学院生
大学生で教員を目指している方は、大学の就職支援課を頼りましょう。
教育学部があるような大学であれば、教育委員会や管理職等の経験者が外部からきているはずです。
そういった人たちは、実際の採用にも関わったことがある人たちなので、必ず力になってくれます。
講師
現在、講師をしている方は、基本的な指導法や対応については大丈夫かと思います。
勤務校の管理職にお願いをして、面接練習をお願いしましょう。
私が勤務していた学校でも、採用試験が近づくと講師の先生たちは、自分たちで面接練習をしたり管理職にお願いしに行ったりしていました。
面接対策 面接質問例10選
以下のような質問を考えてみました。
自分で考えてみてください
- あなたが担任するクラスで育てていきたい子どもの資質・能力は何ですか。
- 最近、若者の早期離職が問題となっています。この問題を解決するためにあなたは教師としてどのようなことに取り組みますか。
- あなたが専門とする教科の調べ学習で、1人の生徒が高校範囲を大きく逸脱するような発表資料を作成してきました。あなたはどのように対応しますか。
- 生徒の個別最適な学びを実現していくために授業においてどのような工夫をしますか。
- クラスに40人の生徒がいるとして、生徒1人1人の学びを保証するために、どのような工夫をしますか。
- あなたが顧問を務める部活に対して、地域の方から放課後の活動の音がうるさいと苦情がきました。あなたは顧問としてどのように対応しますか。
- 体罰がなぜ許されないのかを説明してください。
- 担任としていじめのないクラスを作るためにどのような工夫をしますか。
- 不登校の生徒に対してどのように対応しますか。
- 働き方改革を進めていくために、あなたが意識しているとは。
とりあえず、10個用意してみました。
どうですか?自信もって受け答えできそうですか?
教員採用試験面接対策 まとめ
今回は教員採用試験における面接についてでした。
まだ、試験日まで1年以上あるという人は、上記のような質問に1個1個じっくり考えてみてください。
試験日まで時間が無いという人は、今からでも遅くありません。
面接時間はせいぜい30分くらいです。
100個とか聞かれたりしませんから。
基本的な内容を最低20個はおさえておきましょう。
今日の日付から試験日までを逆算して1日に何個対策すればいいのかを考えましょう。
今回の内容は以上です。
最後まで見ていただき、ありがとうございました。
よかったらこちらの記事も参考にしてください。
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