教員採用試験に落ちたら
まずは教員採用試験お疲れ様でした。
この記事では、残念ながら教員採用試験に落ちてしまった場合の今後について紹介します。
近年、倍率が落ちているとは言え、まだまだ高倍率な自治体もある教員採用試験。
限られた時間で本気で対策しても結果に繋がらず、悔しい想いをしていることと思います。
自分自身の努力、想いを否定された気分にもなるでしょう。
このブログを読んでいるあなたは気持ちを切り替えようと前向きに頑張っていると思います。
そんな自分を褒めながら、次年度は絶対に合格することを信じて改善策を見つけていきましょう。
気持ちの切り替え
悔しいですが、不合格になってしまった事実を受け入れましょう。
時間は多少かかってもいいです。
現実から目を背けないことから次年度の対策が始まります。
気持ちが落ち着き、不合格という事実を受け入れたら次の項目を読んでください。
不合格の原因と今後の対策
1次試験の筆記でつまづいてしまった人。
まずは勉強の計画を見直して、足切りラインを超えられるように頑張りましょう。
講師の人は中々勉強時間がとれないかもしれませんが、まずは筆記を突破できるようにしてください。
次に2次試験(主に面接)で落とされてしまった場合です。
採用項目において人物重視が続く中、面接の重要性は言うまでもありませんね。
教師は、以下の点で他の職種とは違います。
- 子ども見本となる存在
- 新任から保護者対応を求められる
そのため
「子どもを任せて大丈夫か」
「保護者と良い関係を築けるか」
などのことを30分程度の面接を通して見極められます。
面接の回答だけでなく、細かい部分も見られていると思ってください。
では、どういった部分が見られているのでしょうか?
聞く姿勢・話し方の印象
子どもや保護者対応において重要なことは
「共感的に傾聴する」姿勢です。
「共感的な傾聴」を間違えなければ保護者対応の8割はうまくいくという話もあります。
面接の受け答えの姿勢が見られている可能性はあります。
面接官が話をしているときは
- うなずきながら聞く
- 笑顔で聞く
- 姿勢を崩さない
このことを意識してみてください。
そして実際に回答する場合は
- ハッキリとしゃべる
- 面接官の目を見てしゃべる
- 自信をもってしゃべる
このようなことを重視してみてください。
言語化できているか
聞く姿勢や話し方が良くても肝心の内容がおかしいと良い評価にはなりません。
あなた自身が理解していても、それが面接官に伝わらなければもったいないです。
筋道立てて、論理的に「あなたの考え」を話せるようにしましょう。
そのためには自分基準ではなく、相手基準で物事を考えるようにしましょう。
説得力ある回答を心がける
どうすれば説得力ある回答が言えるのか。
それは具体的に話すことです。
- 子どもに寄り添います
- 分かる授業に取り組みます
- 信頼される教師を目指します
こういったことは誰にでも言える抽象的なことです。
こんな抽象的な回答で終わっていませんか?
- 子どもに寄り添います←具体的にどう寄り添うの?どうすれば子どもは寄り添ってもらえていると感じるの?
- 分かる授業に取り組みます←具体的に何に取り組むの?ICT?振り返り?あなた自身が何を工夫して授業を行っていくのか
- 信頼される教師を目指します←あなたにとっての信頼される教師とは?信頼されるためにどうすればいいの?
誰にでも言える回答ではなく
あなたにしか言えない回答を意識しましょう。
完璧な実践例でなくてもいいです。
あなた自身はどう思うのか?
どう実践していきたいのか?
子どもにどのような力を身につけさせたいのか?
具体的に述べましょう。
もし自分自身の回答が不安な場合は、私が直接指導することもできます。
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軸がブレていないか
これは多いと思います。
教員採用試験は、
- 志願書
- 小論文
- 面接
少なくとも上記のことであなた自身の想いを伝える場面があります。
ここであなた自身の「想い」や「大切にしていること」をしっかりと述べられていますか?
その時々によって思いつきで考えを述べていませんか?
志願書に書いてあることと面接で言っていることが違う。
これだと面接官も受験者が何を言っているのか分からなくなってしまいます。
軸がブレていると子どもに信用されません。
しっかりとあなたの「想い」「大切にしていること」を決めましょう。
>>志願書の添削を行っています。
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教師として成長しようとしているか
面接官は受験生を完璧だとは思っていません。
採用後も成長できる人を見極めています。
特に小論文や面接では、現状に満足することなく更に学ぼうとする姿勢を示すことが必要です。
特に採用人数が「若干名」の自治体は、教師としての成長を重視している場合が多いです。
「若干名」は上位数名しか採用されません。
上位の受験生は基本的な実践力は備わっているので、そういった部分で差別化するしかないのだと思います。
教員採用試験に落ちた際の気持ちの切り替えと今後の対策 まとめ
今回は教員採用試験に落ちた場合の今後についてでした。
悔しい気持ち自分を否定されたような気持ちになりますよね。
しかし、合格への道のりは案外遠くないのかもしれません。
合格・不合格では白黒つけられたような感覚になりますよね。
しかし、本当にあと一歩だったかもしれません。
皆さんが悔しい気持ち・残念な気持ちになっているということは、合格が近いことの証でもあります。
合格からほど遠い時って、案外落ち込まないものじゃないですか?笑
大丈夫です。
「教師になりたい」
そんな想いがあるのであれば来年度は絶対に合格できます。
腐らずに頑張ってください。
よかったら、他の記事で教員採用試験の対策なんかも紹介しています。
是非、参考にしてください!
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